(Dさんのケース)信じてもらえないかもしれませんが、ぶっちゃけ楽しい
はちP本部スタッフ Dさん
・2023年度 保護者の会(はちP) 本部スタッフ
・2024年度 保護者の会(はちP) 本部スタッフ 継続予定
(1)なぜ関わることになったのか
学校に対する疑問は日々感じていました。
・なんでいまだにLineやメールでの連絡ではなく、プリントが配布されるんだろう
・なんでプールカードにはサインは駄目でハンコが必要なんだろう
・宿題に親がサインするような仕組みなので、親にも宿題が出ているような感じだなぁ
などなど。
でもそれを意見することもなく、そんなものなのかなぁと疑問を飲み込んだまま過ごしていました。
そんな日常の中で、2022年秋にPTAリニューアル説明会が開催され、そこで語られた内容にはとても驚きました。
「前年踏襲のままならラクにやり過ごせるだろうに、ちゃんとPTAの課題に向き合って、それを行動に移していてすごいなぁ」
「今の時代に合うように、これからの保護者のことや学校のことを考えていて、適切な取り組みもあるんだなぁ」と感じました。
今の仕組みを前にして、ただ諦めるのではなく、しっかり向き合って、少しでも良くしていこうとする姿がそこにありました。
その後、IT面においてサポートしてもらえる人を探している、ということでお話をいただいたので「自分がお役に立てて、前向きな活動ができるのであれば」ということで、本部スタッフへの参加を決めました。
関わるからには、最大限良いカタチを作りたい、保護者の役に立ちたいと思って、いろいろとPTAや学校関連の書籍を調べたり、関係者とたくさん議論した上で、今のカタチに至っています。
(2)やってみて良かったこと
信じてもらえないかもしれませんが、ぶっちゃけ、かなり楽しかったです。
「やらねばならない」と思っていた昔から続く活動は、(今のところ)なくても問題がなくて、「こうした方がいいんじゃない?」と自分たちが感じることは、やっぱり有意義だったと思います。
2023年の4月に行ったリニューアル説明会や、メール連絡網の導入では「改革やペーパーレス化、本当にありがとうございます!」と保護者に感謝していただき
学校見学ツアーでは「普段見られない場所や子供の様子が見られて楽しかったです!」と参加した保護者の方に喜んでもらえて
体操服リサイクル販売会では「とても良い状態の体操服をお安いお値段で購入させていただくことができ、大変ありがたかったです」と喜んでもらえて
学校の働き方改革サポートでは、「保護者の方がいろいろと調べたり、考えていただけること、とても心強く感じました」と先生に感謝していただき
ティーチャーday(先生に感謝を伝える)では「本当の給料をいただきました!」と先生方に喜んでいただき
おいでよ八幡小学校(学校開放デー)では「来年入学予定なので学校の様子がわかってとても楽しかったです」や「卒業後は校舎の中に入ることもなく、もうあるかないかの機会なので感謝いたします」と地域の方々、未就学児の保護者や高齢の卒業生に感謝していただきました。
決して、全てうまくいったというわけではありません。
しかし、こうして思い出しながら書いているだけで、ウルウル来てしまうのですが、活動してきたことにたくさんの感謝をいただき、「良かれ」と思ってがんばってきて良かったのかなぁと思います。
私の方こそ、こうした機会をいただいたこと、仕事ではできない経験をさせていただいたことにとても感謝しています。
先生方とも活動を通して交流することができ、学校現場への理解も深まりました。
保護者からは見えにくいのですが、多様な学習の機会が増えていたり、地域の方がボランティアとして学校を支えていたり、タブレット環境が整ったりして着実に前進しています。
今後はメールやアプリ等での連絡方法が導入されたり、学校の働き方改革も進んでいくものと思います。
学校にとって保護者のチカラは大きいものです。
忙しいからといって保護者が学校から手を引いて、学校に子育てを丸投げしてしまったり、一方的に学校にダメ出しをするのではなく、
自分たちからも意見を出したり、学校の状況に理解を示したりして、お互いに支え合いながら活動をしていくことが大事だと感じています。
はちP本部スタッフへの参加は、あくまで私個人のボランティア活動なので、皆さんそれぞれのスタンスがあるかと思います。
繰り返しになりますが、私個人としてはとても楽しく、有意義に活動させていただいたので、
あと1年、できることをコツコツ頑張った後に、身を引こうかなと思っています。
自分たちだけではここまで活動できませんでした。
保護者の皆さんや地域の方々、学校の教職員の皆さん、たくさんの方にサポートいただいていること、改めて感謝いたします。