【開催報告3】非公開を大公開!タイムスリップ授業
NHKの放映で、オトナがずらっと教室で机に座って授業を受けている風景を見て、「一体アレは何だったんだ?!」と思った方もいらっしゃるかと思います。
あの映像は11月25日の学校開放デーと合わせて非公開でおこなったイベントの様子です(開放デーが始まる前の時間に行いました)
名付けて、タイムスリップ授業!!
該当者には10月に招待状をお送りしてご招待しました。
具体的には「見まもり隊」の皆さんと、「学校支援ボランティア」の皆さんです。
「見まもり隊」の皆さんは、いつも登下校の時に旗をふって誘導し、子どもたちの安全を見守って頂いている方々です。
雨の日も雪の日もかかさず道に立って頂き、私たち保護者からは「ありがとうございます」という一言では言い尽くせない感謝があります。
「登録支援ボランティア」の皆さんは、日常の授業のお手伝いや、校庭の樹々の剪定、絵本の読み聞かせなど、先生達だけではまかないきれない部分をお手伝い頂いている方々で、地域の方や登録してもらっている保護者の方々も含まれます。
どちらも学校運営になくてはならない存在あり、この地域の皆さんのおかげで円滑に学校運営が行われています。そんないつもお世話になっている方々に、この150周年の機会にお礼をお伝えしたいと考えました。
学校が地域のみなさんに出来る「おもてなし」とは何か?
学校という強みを活かして、なかなか普通ではできない「経験」をプレゼント出来たら楽しいのではないか?と思いたち、「タイムスリップ授業」が生まれました。
このタイムスリップ授業では
・先生が地域のみなさんに授業をします。
・小さい机に座って頂き、子供にもどって授業を受けてもらいます。
・付きそいの子供たちは「逆・授業参観」として、後ろで親を見守ります。
・当日は現役の八幡小生による授業の号令「お当番さん」も登場します。
そして最後には「そうそう、学校ってこんな楽しいとこだった!」ってことを思い出してもらえたらなと企画しました。
授業を引き受けてくださった先生は3名の先生方です。
甲津先生(英語)
沢田先生(国語)
角田先生(総合)
2クラスに分かれ、それぞれ20分×2コマの授業を受けました。
甲津先生の英語は、今の小学生がしている英語の授業を歌や音楽を使ってしてくれました。今の大人が小学生の頃には英語という教科はなかったので、どういう事やってるのか知ることも出来て、またとても楽しく盛り上がりました。
沢田先生の国語は、ある絵本のお話の題名を隠し、みんながそれぞれ新しく題名を考えるという内容でした。子供たちも思わず参加したくなり、大人も子供も一緒に考えてみると、大人の考える題名と子供の考える題名の違いなど、考えさせられる内容でした。
角田先生の総合の授業は、西の湖の絶滅危惧種のお話でした。みんなおなじみの琵琶湖の魚を表紙にしたノートをご存知でしょうか?あの中で一体どのくらいのお魚が絶滅の危機にあるのかということを図で教えてくださいました。すごい数だったことに衝撃を受ける人が多かったと思います。
参加して頂いた皆さんは、童心にもどって授業を受けて楽しかったと言って頂き、また先生からも「地域の方に授業をするなど一生に一回の貴重な経験でした。誠実に参加してくださり感謝しています。楽しい20分でした。」と感想を頂きました。
何より、学校というところの楽しさが、地域の方、保護者、先生と三位一体となり共有できた有意義な時間になりました。
参加してくださった地域の皆様、授業をして頂いた先生、本当にありがとうございました!